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親バカでいい 第21話

22、「他者と比べない」 ウチの子は、近所の○○ちゃんより、背が低いとか食が細いとか、言葉が遅いとか痩せてるとか太っているとか、勉強が出来ないとか、果ては不細工だとか。もうやたらと比べたがる親御さんがいるようです。でも、一番最初に述べたように、子どもは空の上からあのお家の子に生まれたいと皆さんの許にやって来たのです。もうそれだけでその子を可愛がらなければならない義務があるのです。背が低かろうが、食が細かろうが、太っていようが痩せていようが、勉強が出来なかろうが、不細工だろうが、とにかくあなたの子に生まれたくて生まれたお子さんですから、欠点をも愛おしく思える、そんな親であって欲しいと思います。そしてどんな子にも必ず良いところはありますから、それをひとつでも多く見つけてあげることも親の義務なのです。 僕の兄貴は、小学生時代からいわゆるオール5の秀才で、大学も東京大学卒。その後、大学院へ進み、イタリアにも留学。現在は大学の教授です。 そして僕は、小学生時代からオール3(何故か図画と家庭科は5でしたが)で、高校時代には物理で0点を取り、大学よりエルヴィス・プレスリーになる人生を選んだ、いわば不安定人生を歩んで来た人間です。が、母親は、僕と兄貴を比べたことは一度もありませんでした。それは兄貴も同じで、自分が勉強が出来たからといって、勉強が苦手だった僕を蔑んだことはただの一度もありませんでした。それどころか、僕が20代の頃は二人で良く僕のライヴにも足を運んでくれました。だから、本当に居心地の良い家庭でした。 隣の芝生は青く見えると言います。でも本当の幸せは芝生などなくても良い。我が家が一番!そう思えることこそが本当の幸せだと僕は思います。


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