親バカでいい 第4話
5、「子どもにごめんないと素直に言える大人でありたい」 野球の例えが続いて申し訳ありませんが、子どもが放った打球に対して、正面に入れず、思わずグラプを逆さまに出して、逆シングルで捕ってしまうこともあります。捕れればまだ良いのですが、これがエラーとなった場合は、子どもを深く傷つけてしまうなんてこともあります。 そんなときは、どうするか? 野球なら、チームメイトや監督に謝ります。それと同じように子どもにもきちんと謝るべきだと僕はは思います。 相手が子どもだから、親として、大人としてカッコ悪くて謝れないという方もいるでしょうが、むしろ、潔く自分の非を認め、謝れる大人の方が僕はカッコイイと思います。この積み重ねが、親と子の信頼関係を育んでいくと僕は思うのです。 こんなことを言ってる僕も昔は、それこそ叱るではなく、自分の感情の赴くままに、娘を怒ったことが多々ありました。(あんなに怒鳴らなくても良かったのに…)などと、怒ったあとに猛省はするものの、大人のプライドからごめんないが言えない、それどころか、自分の怒りを正当化しようとした僕がいました。 が、ある日、これではいけないと思った僕は勇気を振り絞って娘に「パパが悪かったね。本当にごめんね」と謝りました。娘は、「良いよ」と微笑んでくれました。自分が救われた瞬間でした。